神戸で揚重を業者に依頼する方もいらっしゃるのではないでしょうか。揚重は縁の下の力持ちです。体力だけでなく、気遣いも必要な揚重の作業は奥が深く、やりがいのある仕事です。こちらでは、揚重の仕事内容についてご紹介いたします。また、安全かつスムーズな作業を進めるための豆知識もご確認ください。
揚重を業者に依頼!気になる仕事の内容は?

揚重の主な作業内容は以下のとおりです。
- 作業前の準備(安全確認・作業確認など)
- 建築資材運搬のトラックを安全・的確に誘導する
- 資材を搬入する
- 揚重において出たごみなどの清掃
- 資材を使いやすいように仕分ける
戸建て住宅などの比較的小規模な現場なら、資材を運ぶ距離が短く作業も対応しやすいです。マンションやビルなどの大きな現場では、的確な指示と安全確認、効率の良いチームプレーが重要となってきます。
揚重の基本的な1日の流れは次のとおりです。
| 8:00 | 現場でミーティングや軽い準備運動など |
| 8:20~30 | 作業開始 |
| 10:00 | 休憩 |
| 10:15~30 | 作業再開 |
| 11:30 | 作業終了 |
| 次の現場へ移動、もしくは休憩 | |
| 13:00 | 作業開始 |
| 15:00 | 休憩 |
| 15:15~30 | 作業再開 |
| 16:00 | 作業終了 |
揚重は3時間単位で作業を組んでいることが多く、1日で複数の現場を回る場合もあります。建設現場では規模や建物によって運搬する資材も異なります。揚重で扱う資材は石膏ボードやフローリング材、木材や軽量鉄骨材、住宅用設備、建具、砂利やセメントなど様々です。
それらを平行移動で運搬するだけでなく、数フロア上まで運ばなければならないこともあり、日に何度も階段の上り下りをすることは、ある程度体力に自信がある方でも疲労を感じてしまいます。クレーンやフォークリフトなどの重機を使って運搬することも多いですが、手作業の仕事も多く安全に作業できるように連携する必要があります。
このように揚重には運搬技術と体力・筋力、コツも大切です。
揚重に必要な筋肉の豆知識

揚重を支える筋肉
運搬を楽にこなすためには、重量物を運べる筋肉の性質を把握しておくことも大切です。
筋肉には「速筋」と「遅筋」があります。速筋は白く見える筋繊維で「白筋」とも呼ばれます。一方、遅筋は赤く見えるために「赤筋」という別名があります。揚重で必要な筋肉は速筋です。速筋を鍛えることで瞬発力が上がり大きなパワーが出ます。ウエイトリフティングや短距離走などでも必要な筋肉が揚重でも重要となっているのです。
速筋の割合が大きい筋肉には、二の腕にある上腕三頭筋、太ももにある大腿直筋、首の筋肉で胸鎖乳突筋です。速筋を効率よく鍛えるには筋肉に大きな負荷をかけつつ、短時間で行うトレーニングが適しています。例えば、ベンチプレスやダンベルを使ったウエイトトレーニングなどが一般的です。
ただし、一度の動きだけでも体には大きな負荷がかかります。回数は少なく、重量を大きく鍛える方法が適しています。しっかりと鍛えた速筋と臨機応変な作業が揚重の仕事を支え、安全を支えているのです。
体への負担を軽くするには?
少しでも体への負担を軽くしながら揚重を効率よくこなすにはコツがあります。例えば、以下のような工夫があります。
- 複数人のリレー形式で運搬する
- 運搬ルートを短くする
- できるだけ近くまで重機で運ぶ
- 場所に応じた臨機応変な対応など
また、運び方にもコツがあります。荷物は体に密着させたほうがより軽く感じます。荷物を運ぶときは腕を使って持つというより、背負ったり肩で担いだりしたほうが少ない負担で運びやすくなります。重量や大きさもある石膏ボードや軽量鉄骨材などの資材を運ぶときも背負うほうが楽に運搬ができ、疲労も少なくてすみます。
資材の種類や運搬する場所によっては滑らせて運ぶ方法もあります。平地を移動するときなどは滑らせることで効率的に運搬できます。
力の調節や人員配置に気を配らなくてはならないのが、複数人で荷物を上げ下げするときです。階段を使って重い資材を運ぶときは、身長差や経験値の差を見極めないと思わぬ怪我をしたり、スムーズな搬入ができなかったりすることがあります。
揚重の作業において、これらの対応は効率的かつ安全に作業を進めるうえで必要不可欠といえるでしょう。
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